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2011.7.25  放射能による被曝を、何故防がなかったのか。
東京電力福島第一原発の事故発生以前に、注水が止まれば30分で燃料棒がメルトダウンし、3時間で圧力容器を貫通することを説明したビデオがあったとのことであり、そのようなシミュレーションは、原発関係者にとっては常識だったそうである。

最悪の事態の中でも無駄な被曝を最少にし、国民の健康を守って、国民の安全・安心を担保できるよう、政府は、直ちに、避難勧告すべきだったではないか。総理大臣や閣僚もさることながら、国民の健康を守るべき組織である厚生労働省や環境省は、何をしていたのか。また、食料の安全・安心を守り、農林水産業を守るべき農林水産省も、何をしていたのか。さらに、消費者庁は、何をしているのか。

何故、早期に警告を発せず、東北・関東の住民や牛が被曝するに任せたのか。牛から放射能が出ているということは、同様に内部被曝した人、豚、鶏、魚、植物からも出るということである。
何故、牛だけ取り上げているのか。

国民を安心させるために、首相が牛肉を食べて見せたのは、あまりにも情けない。細野原発担当大臣は、国民がパニックを起こさないために、情報管理を行い、国民を安心させるための言葉のみ
を発したと言っていた。その結果、国民の健康被害を最小にし、農林水産物の被害を最小にする行動をとるための呼びかけは行われなかった。

放射能の危険性を知らないにもほどがある。また、無頓着にもほどがある。なぜ、そのように、無知で適格な判断を行えない人物を担当大臣にしているのか、それこそが、大きな問題である。判断は、
誰がしても同じだとでも言うのだろうか。

私は、このような時の原発担当大臣にふさわしい人は、党派を超えて阿部知子衆議院議員だと思う。彼女は、東大医学部卒、小児科医で、放射線に関する常識があり、判断力・行動力に長けているか
らだ。国会議員にも、適格な人がいるというのに、何故、このようなことになっているのか、その根本の発想こそを問いたい。




| 内部被曝・低線量被曝::2011.7~2012.8 | 08:04 PM | comments (x) | trackback (x) |

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