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2013.11.28 公職選挙法違反について ← 挙げられているのは、改革派と脱原発派の政治家だ
(1)猪瀬知事は公職選挙法違反か?
 *1、*2、*3などの記事を見ると、「徳洲会から猪瀬氏に5千万円が提供されたことから、猪瀬氏は道義的責任をとるべきだ」とされているが、返却したのであれば寄付ではなく、仮に選挙資金として借り入れていたとしても収支報告書に借入金として記載しておけばよかったというだけのことである。

 また、政党に属さない無所属の人への寄付は、公職選挙法により年間150万円以内というように、寄付者や寄付限度額に制限があるため(http://senkyo-navi.net/265/267/001589.html 参照)、徳洲会が資金援助するのであれば、寄付ではなく貸付金にするしかない。従って、徳洲会から猪瀬氏に提供された5千万円は、そこに阿吽の呼吸があったとしても、貸付金(猪瀬氏にとっては借入金)だったと思われる。そのような中、個人的借入金だったとすれば収支報告書には記載する必要はないため、「虚偽記載」と言いたてて、改革派の知事を貶めるのはもったいない話だと思う。

 1068万人の有権者を有する東京都の知事選は、私が経験した約20万人の有権者を有する佐賀県第三選挙区の約53倍の有権者数を持っているため、ポスター、チラシ、運動員、選挙カーなどの費用を支払えば、1~2億円かかることは容易に想像できる。その金額を普通の人が出せるとは思えないため、猪瀬氏が徳洲会にバックアップを頼んだとしても批判はできない。それを批判する人は、一般市民出身の人が選挙費用を捻出するための代替案を出すべきである。

(2)阿部知子氏のケースは、何も問題がない
 *4、*5によれば、徳洲会は、千葉徳洲会病院の元院長である小児科医の阿部氏の選挙に職員を派遣して応援していたそうだが、これも批判するようなことではないだろう。安部氏は、脱原発派であり、社民党時代から、まともなことを言う頭のいい人であったため、癒着云々というより、元の職場から選挙応援をしてもらっていたのだと思われる。

 また、300万円を借り入れていたそうだが、これは、小選挙区で立候補する時に必要な供託金の金額と同じであり、当選者や一定以上の得票をした候補者には返還されるものであるため、それだろう。何のために借りたにせよ、2012年分の政治資金収支報告書に記載されているので全く問題はなく、政党に所属しない候補者の資金繰りは、そのくらい厳しいということがわかる事例になっている。

(3)2人とも、癒着や汚職などとは程遠い人である
 公職選挙法違反で取り締まるべきは、本来は、金銭による大きな不正を行って票を増やし、選挙結果を誤らせる場合である。しかし、猪瀬氏は改革派の都知事、阿部知子氏は脱原発派の衆議院議員であり、2人とも癒着や汚職などとは程遠い人である。

 このように、現在、メディアで取り上げられている“公職選挙法違反”事件は、企業と癒着したり、不正を行って票を増やしたりする候補者とは異なる改革派や脱原発派で、助ける人のいない無所属の人に、汚れたイメージを擦り付けているものであることに注意されたい。

*1:http://www.asahi.com/articles/TKY201311210472.html
(朝日新聞 2013年11月22日) 徳洲会、猪瀬氏側に5千万円 都知事選前、捜査後に返却
 医療法人「徳洲会」グループが、昨年12月の東京都知事選の前に、猪瀬直樹知事(67)側に5千万円を提供していたことが21日、複数の関係者の話でわかった。猪瀬氏はこの選挙で初当選。徳洲会が公職選挙法違反容疑で東京地検特捜部の強制捜査を受けた後の今年9月、猪瀬氏の秘書が全額を返却したという。
●医療法人「徳洲会」
 猪瀬氏は同日、朝日新聞の取材に「私はまったく関知しない」「知らないと言ったら知らない」などと、全面的に関与を否定した。関係者によると、猪瀬氏は昨年11月上旬、知人とともに、神奈川県鎌倉市の湘南鎌倉総合病院に入院している徳洲会創設者・徳田虎雄前理事長(75)を訪問し、「都知事選に出ます」などとあいさつ。虎雄前理事長は全身の筋肉が動かなくなる難病で言葉を発せないが、秘書役に文字盤に対する目の動きを読み取らせて、「応援します」と応じたという。その後、徳洲会から猪瀬氏側に、5千万円が提供されたという。

*2:http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013112601002120.html
(東京新聞 2013年11月26日) 猪瀬知事に批判電話など350件 5千万円問題、9割が批判
 東京都の猪瀬直樹知事(67)が昨年12月の知事選前に徳洲会グループから現金5千万円を受け取った問題で、25日夕までに354件の電話やメール、ファクスが都に寄せられ、うち約9割が知事を批判する内容だったことが26日、都への取材で分かった。「都民の声」課によると、都に寄せられたのは問題が発覚した22日から25日までに電話157件、メール・ファクス197件。問題の経緯について釈明が変遷した猪瀬知事に「はっきりした説明をするべきだ」「せっかく1票を投じたのに、残念」などとする意見が約9割を占めた。

*3:http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2589079.article.html
(佐賀新聞 2013年11月26日)  徳田議員から資金提供申し出 / 同席者が証言
 東京都の猪瀬直樹知事(67)が徳洲会グループから5千万円を受け取った問題で、知事選前の昨年11月に猪瀬氏と徳田毅衆院議員(鹿児島2区)の会食に同席した民族派団体「一水会」の木村三浩代表(57)が26日、共同通信の取材に応じ「その場で毅氏から資金提供の申し出があった」と明らかにした。木村氏によると、3人は昨年11月14日、東京都港区の飲食店で会食。毅氏は猪瀬氏に選挙運動のアドバイスをした上で「大きな選挙では1億円ぐらいかかる場合もある。金がないなら貸しましょうか」という趣旨の発言をしたという。

*4:http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2582709.article.html
(佐賀新聞 2013年11月19日) 徳洲会、阿部氏の選挙に職員派遣 / 他の多くの政治家にも
 公選法違反容疑で幹部ら6人が逮捕された徳洲会グループが、昨年12月の衆院選で徳田毅衆院議員=鹿児島2区=だけでなく、阿部知子衆院議員=無所属、比例南関東=の選挙にも職員を派遣していたことが19日、徳洲会関係者への取材で分かった。また、別の選挙でも多くの政治家に職員を派遣していた。小児科医の阿部氏は千葉徳洲会病院の元院長。現在は、徳田虎雄前理事長が療養中の湘南鎌倉総合病院の非常勤医師を務めている。昨年の衆院選では社民党を離党し、日本未来の党から神奈川12区で立候補。比例で復活当選した。

*5:http://www.saga-s.co.jp/news/global/corenews.0.2589270.article.html
(佐賀新聞 2013年11月27日) 阿部知子氏が300万借り入れ / 徳田氏から衆院選直前
 阿部知子衆院議員=無所属、比例南関東=の資金管理団体「フォーラム21世紀の発信」が衆院選直前の昨年11月16日、徳洲会グループの徳田虎雄前理事長から300万円を借り入れていたことが、神奈川県選挙管理委員会が27日公開した2012年分の政治資金収支報告書で分かった。小児科医の阿部氏は千葉徳洲会病院の元院長で、現在は徳田氏が療養中の湘南鎌倉総合病院の非常勤医師。阿部氏の事務所は「当時は社民党を離党して資金繰りが厳しくなると思い借りた。選挙運動には使っていない」と説明している。

| 民主主義・選挙・その他::2013.1~11 | 11:13 AM | comments (x) | trackback (x) |

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