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2012.10.9 政治は選挙で左右されるのだから、経団連は改革すべきである
 2012年9月15日にも記載したが、*1のように、原発推進派として度々登場する経団連の米倉会長は、下のような人である。つまり、法学部卒業であるため、物理・生物に詳しいわけではなく、太陽光発電でエネルギーを作り出すメカニズムは知らず、*2の事例のように核の生物に与える深刻な影響も過小に考えていると思われる。その上、現在75歳という世代であれば、理科系の人でも太陽光発電でエネルギーを作り出すメカニズムは勉強していない世代だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B1%B3%E5%80%89%E5%BC%98%E6%98%8C
<略歴> 1937年3月:兵庫県神戸市長田区生まれ(現在75歳)
       1960年3月:東京大学法学部卒業
       1960年4月:住友化学工業(現住友化学)入社
       2009年:住友化学代表取締役会長就任
       2010年1月:日本経団連会長就任

 それにもかかわらず、米倉氏は、経団連会長として力を持っているわけである。この人材配置が、わが国の技術が、経営で、国際競争力に負ける大きな原因だ。また、経団連と一蓮托生の経済産業省も、上には東大法学部卒、経済学部卒が多く、少しいる理科系の人は技官である。

 つまり、「自然エネルギーで間にあうわけがない、原子力がどうしても必要だ」と強く言っている人たちは、殆どが生物・物理に弱く、エネルギー生成のメカニズムも核の生物に与える影響もよく知らない人たちなのである。知らない100人と知っている1人のどちらの判断が正しいかは言うまでもない。問題は人材配置だ。

*1:http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS09009_Z01C12A0EB2000/
(日経新聞 2012/10/9)経団連、自民と政策対話 「30年代原発ゼロ」見直し
 経団連は9日午前、都内で安倍晋三総裁ら自民党新執行部との政策対話を開いた。「2030年代に原発稼働ゼロ」を掲げる民主党政権のエネルギー政策について、見直しが必要との見解で一致した。経団連の米倉弘昌会長は「成長戦略や経済連携も、だいたい我々と同じ考え方だと思う」と語った。内閣を改造した政府・与党に先立つ格好で、野党と公式に会った。会合の時間は約75分と予定を超えた。経団連からは米倉会長ら14人が出席。自民党は安倍総裁や石破茂幹事長らが出席した。
「30年代原発ゼロ」に反対する経団連側は会合で、政府のエネルギー政策を「責任ある政策とはいえない」と批判した。そのうえで「中長期の責任あるプランを示してほしい」と訴えた。安倍総裁は「原発比率は下げるが、30年代にゼロにする考え方は採らない」との考えを示した。外交政策に関しては、米倉会長が「中国との関係悪化が経済や企業活動に大きな影響を及ぼしている」と現状を説明。安倍総裁は「日米同盟関係が民主党政権によって毀損されたことに大きな問題がある。日米同盟関係を回復する」と語った。経団連が自民党と公式に政策対話を開くのは昨年の11月以来。05年の衆院選では支持を明言するなど、自民党とは近い。今回の会合は次期衆院選後の自民党の政権復帰をにらみ、政策対話を通じて両者の距離を縮める狙いがある。

*2:http://mainichi.jp/select/news/20121005k0000m040112000c.html
(毎日新聞 2012年10月5日) 福島健康調査:委員発言、県振り付け…検討委進行表を作成
 東京電力福島第1原発事故を受けて福島県が実施中の県民健康管理調査について専門家が議論する検討委員会を巡り、委員が発言すべき内容などを記した議事進行表を県が事前に作成していたことが分かった。調査結果への見解における「結語」(結びの言葉)が記され、「SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)再現データの質疑に終始しない」と求める記載もあった。県の担当者は毎日新聞の取材に「そうしたものを作ったかもしれない」としつつ、内容に対する明確な回答はなかった。検討委を巡っては、本会合の前に秘密裏に「準備会」(秘密会)を開き、調査結果に対する見解をすり合わせた上で、本会合でのやりとりを事前に打ち合わせていたことが判明している。この問題が取り上げられた3日の県議会で村田文雄副知事は「意見などをあらかじめ調整した事実はない」と答弁したが、進行表には「○○先生と要調整」(○○は委員の実名)との記載もあった。
 毎日新聞が取材で確認したのは「第3回『県民健康管理調査』検討委員会 進行」と題された文書。関係者によると、県保健福祉部の担当者が作成し、昨年7月24日に開かれた第3回検討委の前日の同23日に委員らに送られた。それ以前の同17日には秘密会を開いたことが分かっている。文書はA4判2ページ。「取扱注意」と記され、議事内容や進行を記載している。このうち「ホールボディカウンターと尿(内部被ばく)検査結果について」と題した項目では「結語」として「セシウム134及び137による内部被ばくについては、合計しても1ミリシーベルト未満であり、相当に低いと評価。他の地域の住民では、さらに低いと思われる」との発言予定が記されていた。調査の進捗(しんちょく)状況を巡る項目では国や県が有効活用しなかったとして問題視された「SPEEDI」に言及。「SPEEDI再現データ(3月15日の課題)の質疑に終始しない。(SPEEDIの話題のみが着目される可能性あり、そうならないよう願います。そうなった場合は、『線量評価委員会』で検討とそらして下さい。)[○○先生と要調整]」などと記載されていた。

| 原発::2012.9~10 | 06:05 PM | comments (x) | trackback (x) |

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