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2013.2.6 大気や海の水は国境を超えるので、国際環境基準が必要だ。
     
                   *3より                       ホンダの燃料電池車
 私は、現在、九州北部(佐賀県唐津市)にいるが、空気はかすかに煙突の匂いがして目にしみ、雨後の車の窓ガラスには微小な粒子が付着して、*1を実感した思いである。そこで、中国(人口13.4億人)は、途中のガソリン車をとばして、まっすぐ電気自動車や燃料電池車にし、煤煙等に関する環境基準を厳しくして、煙突には必ずフィルターを取り付けて公害を撒き散らさないようにして欲しい。これは、中国にとっても、持続可能な発展をするために必要なことだろう。

 そして、今後、インド(人口12.2億人)や多くの開発途上国で工業が発達し、自動車が普及していくことを考えれば、国際環境基準を作るのは、喫緊の課題だ。もちろん、放射性物質の基準も国際的に見直すべきである。そして、放射性物質に関しては、当事者の日本やロシアではなく、ドイツを始めとする環境意識の高いヨーロッパ諸国がイニシアティブをとった方がよいと考える。

 そのほか、*2のように、公害には、騒音、振動、電波障害、排気ガスもあり、これは新幹線の沿線だけではなく、旧来型の鉄道や国道の沿線でも著しい。豊かで成熟した国とは、人々が不快に感じ、度を越せば健康被害に至らしめる要因を取り除いて、気持ちよく暮らせる国であろう。

 そのような中、*3のように、太陽光は、静かに刻々と発電し、空気を汚していない。また、地熱や汐潮発電で水素を作り、燃料電池車を走らせれば、排気ガスが出ずにパワーもある。こうなると、都市の姿も変えられる。従って、一刻も早く国際環境基準を作り、新しい技術を進めるべきである。

*1:http://www.yomiuri.co.jp/eco/news/20130204-OYT1T01746.htm?from=ylist
(読売新聞 2013年2月5日) 中国大気汚染、西日本に不安…国の基準値上回る
 大気汚染が深刻な中国から飛来したとみられる微粒子状物質「PM2・5」が、西日本各地で国の基準値を上回る濃度を観測している。福岡県は4日、測定地点を10か所増設し、21か所にすると発表。5日から観測データの一部を県のホームページ(HP)上に掲載することを決めた。福岡市では1月31日、大気汚染物質の一つ、PM2・5が国の基準を超える1日平均52・6マイクロ・グラム、大阪府枚方市でも同13日に同63マイクロ・グラムをそれぞれ観測。今月に入ってからも高い値が続いており、広島県福山市では2日午後1時の測定値は61マイクロ・グラム。大気汚染対策への関心も高まっており、大阪市内の家電量販店では空気清浄機への問い合わせなどが相次いでいるという。環境省によると、高い値が観測されている西日本と比べて、東日本では観測データが不十分で「傾向が分かりづらい」という。東京都内では今年に入ってから1日平均5~30マイクロ・グラムを観測しているが、都環境局は「中国の大気汚染の影響かどうかはっきりしない」という。

*2:http://mainichi.jp/select/news/20130205k0000e040159000c.html
(毎日新聞 2013年2月5日) 九州新幹線:644戸騒音基準超え…鉄道・運輸機構調査
 来月で全線開業から丸2年を迎える九州新幹線による騒音について、鉄道建設・運輸施設整備支援機構が新八代駅(熊本県八代市)以北の沿線15市町の計2218戸を調査したところ、13市町の計644戸で環境基準値を超えていたことが分かった。同機構は各世帯に対して窓サッシ、エアコンや換気扇など部屋の換気設備を交換するなどの防音工事を進めている。
 調査は11年6月〜12年10月、新規に開業した新八代駅−博多総合車両所(福岡県那珂川町)間で、線路に近い住宅から基準値を下回る住宅まで離れる方法で測定。福岡県167戸▽佐賀県1戸▽熊本県476戸−−で騒音の基準値を上回った。振動については、すべて基準値以下だった。環境省によると、公害対策基本法に基づき75年に「新幹線鉄道騒音に係る環境基準について」を告示。生活環境を保全し、人の健康を保護する上で維持することが望ましい基準を居住地で70デシベル以下、商工業地で75デシベル以下としている。同省によると、70デシベルで昼間の幹線道路周辺、80デシベルで航空機の機内、90デシベルでパチンコ店内と同程度の騒音という。同機構によると、防音壁より高層にあるマンションで数値が特に高く、最高で88デシベルだったが、大半で71〜73デシベルだった。すでに644戸中398戸(62%)で防音工事の契約を結んでいて、全戸を工事をした場合、数億円程度かかる見通し。04年に部分開業した新八代駅以南についても、633戸で基準を超え、すでに防音工事を終えているという。 九州新幹線の騒音については、環境省なども調査しており、同機構は「開業前に予測して防音壁の高さなどを決めるが、実際に営業を開始しないと分からない部分もある。基準値を超えた世帯に対しては引き続き防音工事を進めていく」としている。
◇沿線自治体別の基準値を上回った戸数
 (福岡県)春日市0▽那珂川町47▽久留米市65▽筑後市48▽みやま市3▽大牟田市4(佐賀県)鳥栖市1(熊本県)南関町3▽玉名市17▽玉東町27▽熊本市321▽宇土市20▽宇城市14▽氷川町0▽八代市74

*3:http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20120925_562105.html
窓ガラスやベランダの手すりに設置できるシースルー太陽電池モジュール(シャープ)
 発電と採光を両立できるシースルータイプの太陽電池モジュール。従来の太陽光発電システムは、屋根への設置が一般的だったが、シースルー太陽電池モジュールは、窓ガラスやベランダの手すりに設置できる点が最大の特徴。シャープでは、業務用の建材として製品を展開していくという。 本体は合わせガラス構造で、従来の太陽電池モジュールで採用されていた金属フレームを省略。一般的なガラス建材と同じように、サッシや手すりの枠にはめ込むことができる。適度に光を採り込むために、セル前面に細かなスリットを施す。これにより、直射日光を適度にカットし、熱を遮ることもできるため、省エネガラスとしても活用できるという。モジュール変換効率は6.8%で、日射による熱を通しにくいことを示す遮蔽係数は0.39。

| 環境::2012.10~11 | 01:43 PM | comments (x) | trackback (x) |

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