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2013,02,07, Thursday
*1のように、英国で原発新設への出資を予定していたCentrica社が、福島原発事故を受けた新しい安全対策などの結果、コストが合わなくなったという理由で、出資の取りやめを発表し、その原発事業会社を、日本の日立が買収した。これにより、日立は、ものすごい授業料を払って、正確な情報、それを分析し意思決定する経営者の意識の高さとリーダーシップ、行動の迅速さが、企業の命運を決めることを学ぶだろう。そして、時の日本政府、日本のメディアは、そのどれにも資することがなかった。
また、*2のように、アメリカでは前から技術革新を試みてきた結果、シェールガス革命で原発を廃炉にする。日本は資源はあるのに、自ら天然ガスを採掘することは考えもせず、日本に向いた自然エネルギーも抑えつけ、アメリカを理由に原発を推し進めようとしてきた。次はどういう屁理屈をつけるつもりかわからないが、現状維持のための屁理屈では世界競争に勝てず、技術者がいくら頑張っても国富は失われるばかりである。 *1:http://wired.jp/2013/02/06/centrica-pullout-nuclear-power/?utm_source%3Dfeed%26utm_medium%3D (WIRED NEWS 2013.2.6) 原発新設からすべての英国企業が撤退 英国で原発新設への出資を予定していたCentrica社が、出資の取りやめを発表した。福島の事故を受けた新しい安全対策などの結果、コストが合わなくなったのが理由だという。一方で日立は昨年、同国の原発事業会社を買収している。 *2;http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013020601001424.html (ニューヨーク共同 2013/2/6) 米フロリダ州の原発廃炉 シェール革命で不採算 米電力大手デューク・エナジーは5日、運転コスト面で採算が合わなくなったとして、フロリダ州のクリスタル・リバー原発を廃炉にすると発表した。廃炉完了まで40~60年の期間が必要という。1977年に運転を始めた同原発は2009年にトラブルで停止。新型天然ガス「シェールガス」の生産が急増しエネルギー価格を押し下げていることを背景に、このまま巨費を投じて再稼働するのは困難と判断した。米国では安価な天然ガスによる発電に押される形で原発のコスト競争力が低下。原発の停止や計画中止が相次いでおり、今後も同様の動きが広がりそうだ。
| 資源・エネルギー::2012.9~2013.3 | 03:47 PM | comments (x) | trackback (x) |
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