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2008,07,13, Sunday
衆議院議員 冨岡勉先生の「第4回 国政報告会」に、来賓として参加しました。 長崎県選出の議員や市長さんが沢山いらっしゃったので、国営諫早干拓事業 に関して、佐賀地裁判決のように、諫早湾を締め切った潮受け堤防の排水門を 開門し、農業と漁業の両立を図ってはどうかというお話をしました。 現在の技術では、農業と漁業の両立は可能であり、農業用水は、調整池の水 を使わなくても、下水道の普及率を上げて下水を高度処理し、農業用水にまわ せば、必要な農業用水の3.4倍あるということですし、川の水をひくこともできます。 そして、こうすることにより、循環型社会における水の再利用を行うことができ、 有明海の生物多様性を守ることもできて、まさに、環境という視点からも、21世 紀のモデルになると思います。 そのため、洞爺湖サミットが開催された今年、水環境の維持にも目を向けて、 諫早干拓事業を、循環型社会における水の再利用による農業用水の確保と いう方向に進めたいので、長崎県の皆さまにも応援いただきたいとお話した わけです。 当事者である国会議員や県議の中には、大反対の人もいましたが、一般の 方やこの方面に詳しい方、学識のある皆さまの反応は、大変よいものがあり ました。
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2008,07,13, Sunday
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2008,07,13, Sunday
佐賀県母子寡婦福祉大会に、来賓として出席しました。 早く着いたので、始まる前に、皆さまに自己紹介しました。 平成15年より、母子福祉政策は、「福祉から就労へ」とシフトしています。 男女共同参画の時代ですから、女性も、福祉にすがるだけではなく、 就労し自立をめざすのはよいことだと思いますし、私たち女性の地域や 職場での働きに期待も寄せられていますが、意思決定できる管理的地位 への女性の登用は、まだ進んでいません。また、女性の平均賃金は、 男性と比較して、大変、低いのが現状です。 例を挙げると、政治家に関しては、日本では、女性国会議員の割合は9.4% で、188カ国中の103位とかなり低い順位です。ちなみに、スウェーデンは47%、 フィンランドは42%、オランダは39%、ドイツは32%、イギリスは20%、フランス は18%、ヒラリーさんが民主党の大統領指名争いをしていたアメリカでは17%、 タイでは12%、そして、インドが日本と同じくらいで9.1%となっています。 佐賀県の場合、地方議員では、さらに女性議員の割合が低く、本当の男女共同 参画社会を実現するためには、今後、議員や管理職などの意思決定できる立場 の女性を増やすように、改善していく必要があります。 また、主に女性がつく仕事、例えば、保育士、看護師、介護福祉士などの賃金は 低く設定されがちであるという問題点もあります。また、女性はパートや臨時での 雇用が多く、勤務期間が短いため、一般の会社で働いても平均賃金が低いのです。 今後、女性の能力や女性がしている仕事の本当の価値を、世の中がもっと評価し 認識していかなければ、女性が働いて自立することは難しいと考えます。 なお、母子家庭への自立支援策は、「児童扶養手当中心の支援」から「就業・自立 に向けた総合的な支援」へと転換が進んでいます。この時、働きに見合った賃金を、 要求していくことは、全女性の自立に貢献すると思います。 なお、両親が揃っていても、子育てと仕事を両立させることは、なかなか容易では ありません。そのような中、母子のみで生活している皆さまが、保育園や学童保育 などを利用しながら、心配なく働くことのできる社会環境や職場環境も整えていかな ければならないと思います。 このように考えていくと、母子・寡婦の就業・自立の問題は、実は、全女性に共通に かかっている問題であり、母子・寡婦の皆さまは、専業主婦として家庭に専念する という選択肢がなく、夫の援助が得られないため、より一層切実な問題になっている だけなのだということがわかります。 そのため、私は、国会議員として、母子家庭の母の就業支援策をより一層充実させ てまいりますとともに、全女性へのさまざまな自立・就職支援が施されるよう政策提 言をしてまいります。
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