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2008,07,13, Sunday
佐賀県母子寡婦福祉大会に、来賓として出席しました。 早く着いたので、始まる前に、皆さまに自己紹介しました。 平成15年より、母子福祉政策は、「福祉から就労へ」とシフトしています。 男女共同参画の時代ですから、女性も、福祉にすがるだけではなく、 就労し自立をめざすのはよいことだと思いますし、私たち女性の地域や 職場での働きに期待も寄せられていますが、意思決定できる管理的地位 への女性の登用は、まだ進んでいません。また、女性の平均賃金は、 男性と比較して、大変、低いのが現状です。 例を挙げると、政治家に関しては、日本では、女性国会議員の割合は9.4% で、188カ国中の103位とかなり低い順位です。ちなみに、スウェーデンは47%、 フィンランドは42%、オランダは39%、ドイツは32%、イギリスは20%、フランス は18%、ヒラリーさんが民主党の大統領指名争いをしていたアメリカでは17%、 タイでは12%、そして、インドが日本と同じくらいで9.1%となっています。 佐賀県の場合、地方議員では、さらに女性議員の割合が低く、本当の男女共同 参画社会を実現するためには、今後、議員や管理職などの意思決定できる立場 の女性を増やすように、改善していく必要があります。 また、主に女性がつく仕事、例えば、保育士、看護師、介護福祉士などの賃金は 低く設定されがちであるという問題点もあります。また、女性はパートや臨時での 雇用が多く、勤務期間が短いため、一般の会社で働いても平均賃金が低いのです。 今後、女性の能力や女性がしている仕事の本当の価値を、世の中がもっと評価し 認識していかなければ、女性が働いて自立することは難しいと考えます。 なお、母子家庭への自立支援策は、「児童扶養手当中心の支援」から「就業・自立 に向けた総合的な支援」へと転換が進んでいます。この時、働きに見合った賃金を、 要求していくことは、全女性の自立に貢献すると思います。 なお、両親が揃っていても、子育てと仕事を両立させることは、なかなか容易では ありません。そのような中、母子のみで生活している皆さまが、保育園や学童保育 などを利用しながら、心配なく働くことのできる社会環境や職場環境も整えていかな ければならないと思います。 このように考えていくと、母子・寡婦の就業・自立の問題は、実は、全女性に共通に かかっている問題であり、母子・寡婦の皆さまは、専業主婦として家庭に専念する という選択肢がなく、夫の援助が得られないため、より一層切実な問題になっている だけなのだということがわかります。 そのため、私は、国会議員として、母子家庭の母の就業支援策をより一層充実させ てまいりますとともに、全女性へのさまざまな自立・就職支援が施されるよう政策提 言をしてまいります。
| 主に衆議院議員時代の活動::地元での活動 | 02:58 PM | comments (x) | trackback (x) |
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