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2012,09,11, Tuesday
*1のとおり、原子力規制委員会委員長として田中俊一(元日本原子力研究開発機構委員長代理)、委員として中村佳代子(日本アイソトープ協会プロジェクトチーム主査)、更田豊志(日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究部門副部門長)、大島賢三(元国連大使)、島崎邦彦(地震予知連絡会会長)の計5人を首相の権限で19日に任命すると書いてある。
しかし、原発の安全規制を担う原子力規制委員会にしては、安全に詳しい専門家は一人も入っておらず、原子力の専門家3人と地震の専門家1人、外国対応のための元国連大使1人という構成なのである。もちろん、専門家でなければ詳しくないので役に立たないが、安全を守る原子力規制委員会であれば、何が危険なのかを判断して規制を作ることができる専門家が重要なので、原子力災害に詳しい疫学の専門家や医師が入っていなければならない。 そのため、この人事構成とごり押しの人事決定を見て、原子力規制委員会は、厳しく安全対策をするというアリバイを作って、国民や外国から文句を言わせないようにしながら、原発を推進するための組織であると見た。つまり、福島原発事故の後も、原発のためには人命や健康を犠牲にしてもよく、シビア・アクシデントは想定しないという考え方が継続されており、パラダイムは何ら変っていないということである。こういう発想だから、原子力を扱う資格がないのに。 NHKのHPより、原子力規制委人事案反対デモ(経産省前) *1:http://mainichi.jp/select/news/20120911k0000e010203000c.html (毎日新聞 2012年9月11日) 原子力規制委員会:19日発足を閣議決定、首相5氏任命 政府は、原子力規制委員会を19日に発足させるため、11日午前の閣議で、新たに原発の安全規制を担う原子力規制委員会を19日に発足させることを決め、関連の政令を閣議決定した。委員長に就任する田中俊一・高度情報科学技術研究機構顧問ら委員計5人の人事は国会の同意が得られていないため、規制委設置法に基づき、首相の権限で19日に任命する。 事務局となる原子力規制庁の長官や職員人事などの準備を進めるため、政府は11日付で田中氏と、委員候補の中村佳代子・日本アイソトープ協会プロジェクトチーム主査▽更田豊志・日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究部門副部門長▽大島賢三・元国連大使▽島崎邦彦・地震予知連絡会会長−−の計5人を内閣官房参与に任命した。 人事は国会の同意を得ていないが、細野豪志環境相は11日午前の記者会見で「発足が9月26日までという法律上の規定があり、原子力緊急事態に依然としてあることを考えれば、早期に発足をさせなければならない。法律の根拠に基づいたもので、手続きに問題はない」と語った。
| 原発::2012.9~10 | 07:57 PM | comments (x) | trackback (x) |
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2012,09,11, Tuesday
私は、谷垣さんをよく知っているが、自民党の中で、大きなポスターにしてもさまになる、数少ない人材である(笑)。また、頭がよくて、いい人である。そのため、自民党が野党の間のみの総裁で首相になれなかったのは、気の毒に思う(*1参照)。
政策に関しては、消費税増税について、私とは見解が異なり、ずっと増税派だった。また、脱原発依存であるが脱原発ではないため、この点も私とは異なる。最近、奥さまを亡くされ、一人で闘っておられたが、これからも、元気で頑張って欲しい。 しかし、あれだけ消費税増税に突き進んだ人が党の顔になれば、今度の総選挙でも自民党は敗北したと思う。他の人なら勝利するかどうかも疑問だが、国民は、冷静にそれぞれの党の政策を比較して選択すべきだし、メディアは、それを可能にするよう、政局と痴話話ばかりではなく(*2参照)、正確な政策の比較を国民に伝えるべきだ。 *1:http://www.asahi.com/politics/update/0910/TKY201209100127.html (朝日新聞 2012年9月10日) 谷垣氏、石原氏との決裂が決定打 3党合意の継承焦点に 自民党総裁選で再選を目指していた谷垣禎一総裁が、突然の立候補断念を表明した。石原伸晃幹事長との一本化調整に失敗し、再選への視界が狭まったことが決定打となった。谷垣氏が進めた民自公3党合意による消費増税や社会保障改革などの路線の継承も、総裁選の焦点となりそうだ。 谷垣氏は10日午前11時半から臨時の記者会見を設定。決断した時期は「ちょっと前。今朝ということです」と説明した。この直前まで、谷垣氏は自民党本部で石原氏と会談していた。 谷垣氏は7日の党本部での記者会見で立候補の意向を表明。9日の地元・京都のパーティーでは「総裁として、あと一歩。この壁は私自身が体当たりしてぶち破っていかねばならない」と決意を語っていた。 *2:http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120910/crm12091021590020-n1.htm (MSN産経ニュース 2012.9.10)現職大臣の死 今週発売週刊誌で女性問題報道も 民主党代表選が10日、告示され、自民党総裁選もせまり政局が混迷を深めるなか、国民新党の松下忠洋金融・郵政民営化担当相(73)の自殺の報が駆け巡った。郵政民営化法案に反対した熱血漢の一面もあった松下氏。今週発売の週刊誌に約20年交際していたとされる女性の記事が掲載される予定だったという。現職大臣の突然の死と関係はあるのか。各方面に動揺が走った。「しっかりやっていくからな」。松下氏は8、9日に地元の鹿児島県に戻り、懸案の日本郵政の幹部人事について、こう意気込みを語っていたという。国民新党鹿児島県支部の吉原範雄幹事長(75)によると、妻とともに地元入りし、薩摩川内(せんだい)、霧島両市で郵便局関係者のソフトボール大会などに顔を出した。吉原さんは「自殺するようなそぶりはまったくなかった。どういうことなのか…」と驚いていた。
| 民主主義・選挙・その他::2010.4~2012.12 | 09:35 AM | comments (x) | trackback (x) |
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