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2011.8.17 日本で、大きな土地を使ってメガソーラー発電をするのは、あまり賢くない方法です。
原発にかわる再生可能エネルギーの一つとして大きな土地に、直接、大規模に太陽光パネルを設置し
て、メガソーラー発電をしようという動きがありますが、1995年頃、最初に太陽光発電の発案をした私で
も、これを賢い方法だとは思いませんし、最初から、そういうことは予定していませんでした。 曇り

何故なら、太陽光パネルを設置するために使う大きな土地は、それが休耕田であったとしても、田畑と
して使うのが、食料自給率の低い我が国の土地利用として望ましく、何らかの原因でその土地が休耕
田になっているのであれば、その原因をこそ解決すべきだからです。つまり、土地の利用には優先順位
があるとともに、環境の一つとして、近くに住む人の健康(風力発電は×)や景観も重要なのです。その
ため、潮流発電や地熱発電など、他の選択肢でも作れる電気エネルギーの優先順位は、それらと比較
すれば低くなります。

それでは、「どうやって太陽光発電を行うのか」と言えば、建物の屋根や壁面に太陽光発電機材を建材
として美しく自然な形で使用し、都市のヒートアイランド現象を緩和しながら同時に発電し、その建物が
使う電気を賄うというのが当初からの目的でした。そして、そのための技術開発を行ってきたのであり、
すでに建材としてスマートに使用できるものも完成しています。また、道路の面積も大きいので、アスフ
ァルトのかわりに(もしくは一緒に)、ここに使って発電できる太陽光発電の素材が作れれば、大規模に
発電しながら、夏に道路の温度が摂氏50度を超えるような事態も減ると思います。その電気は、今後
増加する電気自動車のエネルギーや電車、工場などのエネルギーにも利用できるでしょう。

そのため、クリーンな環境づくりをめざして、無駄な投資や廻り道をすることなく、まっすぐに一石三鳥の
投資をして、未来の環境都市づくりをするようにしていただきたいと思います。 太陽 


| 資源・エネルギー::2011.8~2012.9 | 11:25 AM | comments (x) | trackback (x) |

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