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2011.10.1 チェルノブイリ原発事故による放射性物質で汚染されたベラルーシの諸地域における非ガン性疾患
(http://peacephilosophy.blogspot.com/2011/09/non-cancer-illnesses-and-conditions-in.html)

Y・バンダシェフスキー教授による、チェルノブイリ原発事故によって、放射性物質で汚染されたベラル
ーシの諸地域におけるガンだけでなく、非ガン性疾患の増加についての論文がありました。 病院

この中で、バンダシェフスキー教授は、下のように述べています。

「ベラルーシの住民の死因のうち主なものは心臓病と悪性腫瘍である。最大死因である心臓病が統
計的に有意な増加を示していること、中でもチェルノブイリ原発事故の後処理に関わった人びとの間
で増加していることには不安を禁じえない。食物から永久的・慢性的に摂取される状況下において、
放射性核種セシウム137は甲状腺、心臓、腎臓、脾臓、大脳など、生命活動のために重要な臓器に
蓄積される。」

「放射性セシウム137が体内に取り込まれた場合に表われる症候群は、心臓血管系、神経系、内分
泌系、免疫系、生殖系、消化器系、尿排泄系、肝臓系における組織的・機能的変異によってもたらさ
れる代謝障害という形で現れ、その重症度は、取り込まれた量と時間で決まる。」

「長寿命の放射性核種セシウム137は、多数の生命維持に重要な臓器や身体系統に影響を与え、チ
ェルノブイリ事故から23年、長期間に渡って放射性物質に汚染された地域に生活し、これらの放射性
核種を摂取してきたベラルーシ共和国の住民たちは、心臓病と悪性腫瘍の発症リスク増加に見舞わ
れた。」

ベラルーシ共和国 住民10万人あたりの悪性腫瘍発生数

 
  ベラルーシ共和国における心臓病患者数推移           日本のセシウム134、セシウム
                                             137の蓄積量
 
そして、チェルノブイリでは、一基の原発が爆発しただけですが、フクシマでは、4基の原発が爆発し、
放射性物質を空気中及び水中に、今でも垂れ流し続けています。また、文部科学省航空モニタリング
による測定結果では、上の地図のように、東北・関東の広い範囲に放射能汚染が広がっており、かつ、
我が国の食品安全基準、居住基準は、チェルノブイリよりも大甘に甘いのだということを忘れてはなり
ません。 はうー



| 環境::2011.8~2012.9 | 09:53 AM | comments (x) | trackback (x) |

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