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2011,10,10, Monday
(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111007-00000061-mai-soci) 「東京電力は7日、福島第1原発5、6号機(冷温停止)にたまった低濃度の放射性汚染水について、 放射性物質や塩分を除去した上で敷地内に散布を始めたと発表した。敷地内にある伐採木の自然 発火や、放射性物質を含んだ粉じんの飛散を防ぐため、毎日100立方メートルを散水する。5、6号 機の原子炉建屋、タービン建屋地下には、津波で浸入した海水や雨水がたまっており、うち1万 7000立方メートルを仮設タンクや人工浮き島「メガフロート」に移送したが満杯に近づいている。 散水には、この水を浄化して使う。東電によると、福島県や地元自治体、茨城県内の自治体に散水 の了承を得ている。散水によって放射性物質が海や地下水に流れ込む可能性については「少ないと 考えている」としている。 経済産業省原子力安全・保安院によると、散水に使う水に含まれる放射 性セシウムや放射性ヨウ素はいずれも検出限界以下。森山善範・原子力災害対策監は「散水のイメ ージとしては弱い雨が降った程度。主要核種のセシウムは地表付近にとどまりやすいので、地下水 や海への影響はないと評価している」と話した。」との毎日新聞報道があった。 しかし、散水に使う水に含まれる放射性セシウムや放射性ヨウ素が検出限界以下に浄化されていて も、0でない限り、散水した後に水だけが蒸発し、放射性物質は濃縮されて地面付近に残ることにな る。これを何回も何百回も続ければ、そのあたりの放射性物質は、無視できない高い値になる。 そして、そもそも、仮設タンクやメガフロートに移送するとした時、私は、「それでは上限があるので、い つか溢れる。単に移動するだけでは駄目だ。」と思っていた。東電と経済産業省は、その場限りの対 応をし続けて、国民が払った金を無駄に使った上、環境を破壊して、人も動物も住めず、農林漁業もで きない状態にしていることを認識すべきである。そのため、私たちは、彼らがそのような行動をとる根本 的な理由を除去すべきである。正確な原因もその責任も追及せず、「皆が身を切ればよい」というような 発想では、永久に根本的な解決はできず、いろいろな局面で、同じことが繰り返されるであろう。
| 環境::2011.8~2012.9 | 09:35 AM | comments (x) | trackback (x) |
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