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2011,12,18, Sunday
中国漁船が韓国の排他的経済水域で違法操業を行って摘発され、これは、常習的であるとの報道が
なされている。中国は、人口が2005年時点で13.1億人おり、食料としての魚介類の需要が増加してい る中での出来事だ。 実は、日本の漁業も1980年代から90年代にかけてのピーク時と比較して、漁業生産量は約3分の 1、生産額は約半分に減少した。そのため、日本では、私が衆議院議員をしていた2005~2009年の 間に、沿岸漁業の生産量を増やすべく、下の対策を行い、少しずつ河川や海をよみがえらせているが、 過去に、心ない護岸工事が行われ、河川に堰が築かれているため、魚介類や海藻の住環境はまだ まだである。 1)イワシやアジなど資源管理すべき魚は、獲りすぎないように資源管理し、魚網の目を大きくして、 幼魚を獲らないようにした。 2)放流が効果的な魚は、放流することにした。 3)養殖の技術を上げ、安価で良質の餌を工夫して、魚介類や海藻の養殖を促進した。 4)水産関係の補助金で山の手入れを行い、山からの栄養塩が海に流れ込んで、魚介類や海藻に 必要な栄養分のある住みやすい水環境を作るように努力している。 5)藻を枯らす除草剤などの激しい農薬を禁止した。 6)漁村を優先として、全体的に下水道・浄化槽の整備を進め、河川や海に汚水が流れ込まないよう にしつつある。(福島第一原発事故で、放射能汚染水が海に流入しているのは、被害甚大・・・) このように、どの国も、努力して排他的経済水域の漁獲高を増やそうとしているので、自分の国は工業 化で河川や海を汚して資源管理も行わず、他国の排他的経済水域に漁獲に来て欲しくないのは当然で ある。中国は、国土も広く、河川も大きいし、海もあるのだから、まずは、自国の資源を、もっと活かして 使うようにして欲しい。 (参考資料:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000979-chosun-kr) <要約> 中国漁船が韓国の排他的経済水域で違法操業を行って摘発されたが、この場合、賦課される罰金 (担保金)が非常に安いことや、刑事処罰が軽いことが、以前から問題として指摘されてきたため、罰 金の賦課と刑事処罰を並行して行うことも必要である。日本は罰金に加えて3年以下の懲役刑を下す ケースもある。中国漁船が日本の海域で操業しにくいのはこのような理由があるからで、韓国海洋大 学のチェ・ソクユン教授は「韓国の排他的経済水域で水揚げした魚を没収し、違法操業に使われた漁 具を廃棄処分できるよう、従来の法律を改正する必要もある」と指摘した。
| 外交・防衛::2010.10~2012.12 | 04:10 PM | comments (x) | trackback (x) |
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