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2012,04,19, Thursday
下のHPの記事内容は、佐賀新聞では、「秀才でなく人間育てる」という下の記事の内容とは異なる大きな見出しをつけて、佐賀新聞に載っていました。しかし、その言葉は、本物の秀才に失礼です。なぜなら、まるで、秀才は人間性に欠けるようなプロパガンダだからです。しかし、実際には、「心」は心臓にあるのではなく、頭(それも前頭葉)にありますので、勉強して知識を身に付け、深くものを考えている人の方が、人間性も育まれます。それにもかかわらず、「秀才でなく人間育てる」というようなプロパガンダが、勉強嫌いを合理化し、教育でもってきた日本の人材を駄目にしつつあることを忘れてはなりません。
また、内容も、「均等なレベルの子が通う県立高と違い、私立高の生徒はさまざま」としており、それぞれ異なる長所があるよりも均等な方がよいとする点で、教育する側はやりやすいかも知れませんが、それぞれの生徒の長所を伸ばす教育をしているのかなと疑問に思いました。また、「だからこそ受験秀才ではなく“普通の人間”を育てる必要がある」というのは、“秀才”と言えば、受験秀才(これは、どういう”秀才”を意味するのでしょうか?)しか思いつかないところが、おそらく自分は本当の秀才ではなく、“普通の人間”なのだろうと思いますが、教育者は、生徒に夢を持たせて、やる気を引き出し、いい方向に引っ張っていける人でなくてはなりませんので、こういう人では心もとないでしょう。ただし、私が佐賀新聞に書かれた記事の例を考えてみても、佐賀新聞が、稲田理事長の講演要旨を、正確に要約したかどうかはわかりません。もし、正確でなかったら、佐賀新聞は、稲田理事長に対して、名誉毀損であり、営業妨害ですね。 http://www.saga-s.co.jp/news/machi-wadai.0.2191804.article.html (佐賀新聞 2012年4月18日) 敬徳高の稲田繁生理事長、ブランチ会で講演 大手企業の県内支社長、支店長らでつくる「ブランチ佐賀さかえ会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長、46社)の例会が18日、佐賀市のホテルニューオータニ佐賀であった。伊万里市の敬徳高の稲田繁生理事長(76)が「高校教育にかける第3の人生」と題して講演した。 稲田理事長は高齢化社会が進む中で、「今の高校生をしっかり教育し、就職に導かなければ、社会保障制度の維持をはじめ、将来の国の基盤が揺らぐ」と指摘した。「均等なレベルの子が通う県立高と違い、私立高の生徒はさまざま。だからこそ受験秀才ではなく“普通の人間”を育てる必要がある」と強調。日常使う敬語や漢字、倫理意識など、基本の大切さを自ら生徒たちに語りかけている実践を紹介し、「あと数年は教育のため前進する」と締めくくった。稲田理事長は佐賀新聞社を99年に退職後、佐賀市のアバンセ館長を経て05年、同高の理事長に就任した。
| 報道の問題点::2012.4~2012.10 | 06:11 PM | comments (x) | trackback (x) |
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