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2012.5.10 小沢一郎代議士の控訴から、この訴訟の意図を考える。(活動報告の2012年4月26日、27日に、これまでの経緯を記載しています)
 私も、全く下のような政治的意図を感じました。また、これだけ有名で、多くの人がことの顚末を知っている裁判の控訴後の裁判日程が遅延して、年内には結論が出ないというのも、小沢氏の政治的影響力の排除を狙っていると考えられ、裁判所の加担も感じられます。主権在民の国の有権者が選挙で選んだ代議士を、都合が悪いからと裁判で拘束するのは国益に反しますし、我が国の司法には、それだけまだ暗黒性が残っていることを示しており、我が国の近代化と民主主義の為には、今後、司法改革もしていかなければならないということを意味しています。

 これは、どの議員にも、また、国民の誰にも起こりうることですので、見過ごすことはできない問題なのです。  パンチ

参考1:http://diamond.jp/articles/-/18273 (DIAMOND online 2012.5.9 田中秀征政権ウォッチ) - 「控訴」で追い込まれた小沢一郎氏の正念場
(ポイント)民主党は、小沢一郎元代表の一審無罪判決を受けて、同氏の党員資格の停止の解除を決めた。だが翌9日、大方の予想に反して、検察官役の指定弁護士は、判決を不服として東京高裁に控訴する方針を発表した。この控訴に対しては、追加される新しい証拠の有無、一審判決の重み、そして検察審査会の議決による強制起訴の妥当性などについてかなりの異論がある。私も控訴を断念するのが妥当だと考えていた。指定弁護士は政治的影響については考慮していないという趣旨の発言をしているが、この控訴方針から、政治的臭いを感じる人は少なくないだろうし、小沢グループからすると政治的影響は大きいだろう。

参考2:http://www.news-postseven.com/archives/20120507_106525.html (週刊ポスト 2012年5月18日号) - 抱腹絶倒というしかない「小沢判決文」がコネ回す小理屈
「とにかく無罪なんだから中身はいいだろう」――そんな国民と法治を馬鹿にした声が聞こえてきそうな判決文だった。確かに、判決文をろくに読まないか、読んでも自分自身で判断しようとしない司法クラブ記者たちは、この判決がいかに異様か、いかに異例かを1行も書くことができなかった。が、この100ページにも及ぶ判決文は、たとえ無罪判決だといっても、日本の司法の腐敗を歴史に残す、恥ずべき「証拠資料」である。司法や報道の劣化に興味のある読者は、判決文全文を別記事「小沢一郎氏「土地取引で強制起訴も無罪判決」全文を一挙公開」に掲載したのでお読みいただきたい。本稿でその詳細を紹介するにはスペースが足りないので、どういう問題判決であったかの一部をお伝えするにとどめたい。
◆「小沢のカネ」を隠した
判決文の屋台骨を支える誤った論理の中核が、「秘書たちは小沢の個人資金4億円が発覚することを恐れて様々な工作をした」というストーリーである。判決文はいろいろ小理屈をコネ回して「小沢が巨額の個人資金を持っていることを隠そうとしていた」という論理を支えようとしているが、何をいくらいおうと、これが間違いであることは小学生でもわかる。誌が繰り返し報道してきた通り、小沢元代表の政治資金収支報告書には、はっきりと「借入金 小澤一郎 4億円」と記載されているのである。このことは、小沢叩きをしたい記者クラブ・メディアや政治家は決して口にしないから、いまだに本誌には「本当に記載されているのか。そんな話は週刊ポストしか書いていない」という読者からの問い合わせが多いほどだ。どんなマヌケな秘書でも、“このカネは隠さなければならない”と思えば、報告書に親分の名を堂々と書くわけがない。この議論は、この事実だけで誰の目にも真相は明らかである。秘書にも小沢元代表にも、このカネが小沢氏自身のものであることを隠す意図はなかったのである。なお判決では上の記載について、「日付が、小沢氏から提供された4億円を担保に、りそな銀行から同額を借り入れた日だった」という事実を盾に、「これは小沢氏の4億円を記載したものではなく、りそなの4億円を記載したものだ」と結論づけるのである。「りそな4億円」を「小沢4億円」と記載することで小沢のカネを隠した、というのだから、もはや抱腹絶倒の駄文だ。

| 報道の問題点::2012.4~2012.10 | 09:02 AM | comments (x) | trackback (x) |

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