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2013,03,06, Wednesday
*1のように、尖閣諸島の領海に中国船が侵入して「中国固有の領土だ」と主張し、世界に向かってもそうアピールしているが、2012年9月4日付のこのブログへの記載にも書いたとおり、尖閣諸島は明らかに日本の領土だ。 そのため、*2のように、与那国島に自衛隊(ただし、日本の国境警備には、陸自の沿岸監視部隊より海自の国境監視部隊の方が重要だと思う)を配備したり、*3のように、海上保安庁が、海上自衛隊から退役する護衛艦を譲り受けて巡視船に転用したりするのはよいと思う。何故なら、自衛隊が攻撃すれば戦争になってしまうが、海上保安庁であれば、領海侵犯者の逮捕は当然の逮捕となり、戦争という話にはならないからである。しかし、現在の海上保安庁は、国境警備体制も能力も手薄であるため、退役する護衛艦を活用するのは名案だと思う。 なお、*3には、操船技術の違いや乗組員の確保で問題が残っていると書かれているが、自衛隊は戦争をする軍隊であるため退職年齢が若く、隊員は再就職先を見つけるのに苦労していると聞く。一方、海上保安庁の退職年齢は一般と同じであるため、自衛隊で退役した人を海上保安庁で中途採用して海上保安官としてのあるべき行動を研修した上で、乗船してもらえば解決するであろう。いつまでも官の縦割意識を持つのは、技術ある人材の有効活用という点からもやめるべきである。 *1:http://www.47news.jp/CN/201302/CN2013022401001423.html (47ニュース 2013/2/24【共同通信】) 尖閣領海に中国船侵入 2日連続、15分間 24日午前8時20分ごろ、沖縄県・尖閣諸島周辺の領海に中国の漁業監視船「漁政206」が侵入するのを海上保安庁の巡視船が確認した。約15分間、領海を航行した後、領海の外側にある接続水域に出た。漁政206は、23日も午後4時50分ごろから約1時間、領海に侵入しており、2日連続の領海侵入。第11管区海上保安本部(那覇)によると、同船は尖閣諸島・久場島の東側から領海に侵入した。巡視船が領海から出るよう警告したのに対し、漁政206は「釣魚島(尖閣諸島の中国名)や付属の島々は中国固有の領土である」と中国語で応答した。巡視船が、領海に再び入らないよう警戒を続けている。 *2:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013030400728 (時事ドットコム 2013/3/4) 15年度までに与那国配備=陸自沿岸監視部隊-安倍首相 安倍晋三首相は4日の衆院本会議で、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で中国軍などが活動を活発化していることを受け、日本最西端に位置する与那国島(同県与那国町)への陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備を2015年度末までに実現する方針を表明した。 尖閣諸島から与那国島までは約150キロメートル。防衛省は、艦船や航空機に対する沿岸からの警戒監視を強化するため、100人規模の部隊を与那国島に常駐させる方針で、13年度予算案には敷地造成費など約62億円を計上している。 首相は、藤井孝男氏(維新)の代表質問に対し「わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、南西諸島をはじめとする島しょ部の防衛体制充実は極めて重要だ」と指摘した上で、同部隊を「15年度までに配備したい」と述べた。 *3:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130305-00000009-asahi-soci (朝日新聞デジタル 2013年3月5日) 尖閣監視へ退役海自艦の転用検討 海保、巡視船に 海上保安庁が、海上自衛隊から退役する護衛艦を譲り受けて巡視船に転用する案を検討していることがわかった。沖縄県・尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国公船に対応し、態勢を増強するためで、海保は退役予定の護衛艦を1月に視察した。ただ、操船技術の違いや乗組員の確保など、解決すべき問題もある。 護衛艦の転用は、政権交代前の昨年11月、自民党の安倍晋三総裁が提案した。中国公船への対抗策として「物量において阻止しなければいけない」と語った。太田昭宏国土交通相は先月末、朝日新聞の取材に、転用を検討中だと認めた。 海保幹部によると、転用候補に挙がっているのは海自を来年までに退役する4隻。海保の技術担当者が海自横須賀基地(神奈川県)を視察し、転用が可能か情報収集したという。候補は満載排水量約4千トンの「はつゆき」型とみられる。防衛省によると、退役予定の4隻は就役から30年近く経っており、通常はスクラップにされるか、訓練でミサイルや魚雷の標的として沈められる。
| 外交・防衛::2013.1~2014.8 | 12:47 AM | comments (x) | trackback (x) |
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