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2014.1.25 水素社会になった東京の街には、エネルギー源としての原発はいらない。また、最新機器と自治体の協力でお年寄りの見守りも可能になりそうだ。
   
      *3より              中国、北京市の街
(1)燃料電池車・電気自動車と家庭用燃料電池
 *1、*2、*3のように、「『福岡モーターショー2014』の会場では、燃料電池車や電気自動車など、最新のエコカーがひときわ目につき、自動車メーカーは環境技術を競っている」「福岡県の産学官推進組織『福岡水素エネルギー戦略会議』が次世代エネルギーとして注目を集める水素を活用する燃料電池自動車をテーマにしたセミナーを主催し、約100人が参加した」そうなので、燃料電池車や電気自動車がガソリン車にとってかわる日は間近だろう。

 また、「日産自動車は、リーフの技術を応用して大型化を実現したワゴン車を、タクシーや商用車向けに年内の市販を目指す」そうだが、日産EVの欠点はワゴン車型しかなくカッコ悪いことで、この点、海外のEV車はスマートであるため、私は、海外勢のデザインの方が好きだ。

 また、住宅メーカーは、家庭用燃料電池「エネファーム」を展示しており、都市ガスから水素を取り出して発電し、電力と給湯でエネルギーの9割を利用できるそうだ。こうなると、建物は、エネルギーの消費者から生産者になれるため、災害に強い上、原発はいらない。

 なお、北京の街の写真を見ると、道路は片側4車線で、建物の高さが揃っており、東京より美観がよいようだ。しかし、PM2.5は北西の風に乗って九州まで影響があるため、中国でも早く燃料電池車・電気自動車と家庭用燃料電池のシステムにしてもらいたい。

(2)日本の首都である東京の街はこれでよいのか?
  
    東京の街、空中写真             秋葉原           渋滞した道路

 私は、東京大学に進学し卒業して以降は、東京で働き、結婚して生活してきたため、東京の街のよい面と悪い面をよく知っているが、東京の街並みは上の写真のように、コンクリートやモルタル製の小さな建物と原色の看板でごった返したところが多く、ごく一部の地域を除いては美しくない。道路も混んでおり、移動に時間がかかって生産性が悪い。また、土地の単価が高いので、住居費がものすごく高く、長時間かけて周辺の街から通勤しなければならない人が多い。これは、子育てにも不便で、混んだ通勤電車で失う時間と体力は大きい。

 そのため、これらは改善すべき事項であり、まず、燃料電池車か電気自動車しか通さない道路を作れば、その道路は建物の中を走ることもできるため、街づくりとエネルギー改革を同時に行うことが可能だ。また、新築のビルや住宅には発電設備や燃料電池を標準装備させる条例を作ったり、装備に補助金を出したりすれば、防災とエネルギー改革を同時に行うことができるだろう。

 なお、下はパリの街だが、エッフェル塔と上の東京タワーを比べればわかるように、日本には、建物や看板の色合いを一定の範囲に収めて周囲の景観と調和させるという発想がない。そのため、パリでは、街並みの色合いや建物の高さに関する規制があり、全体として絵になる心地よい景観になっているが、東京にはごちゃごちゃして人の心を落ち着かせない景観が多い。

 もちろん、東京でパリのような低層階の建物にすることはできないし、低層でなければ風景が悪いわけでもない。しかし、高さ・色合い・屋根の向きなどを合わせて、全体として便利で緑あふれる心地よい景観の街づくりができないものかと、私は思っている。そして、これは、日本の他の都市でも同じだ。

  
                        フランス、パリの街

(3)最新機器と自治体のコラボで、お年寄りの見守りや健康管理もできる!
 *4、*5のように、水道の使い方や通信機器を組み合わせて、お年寄りの見守りをする実験が始まっている。プライバシーを損ねずに健康管理までできれば素晴らしいが、それには、今後、いろいろなメーカーや自治体の参加と工夫が必要だ。

*1:http://qbiz.jp/article/31067/1/ (西日本新聞 2014年1月25日) 
主役は最新エコカー 燃料電池、電気 技術の競演 福岡モーターショー
 24日開幕した「福岡モーターショー2014」の会場では、燃料電池車(FCV)や電気自動車(EV)など、最新のエコカーがひときわ目につく。環境問題や省エネへの関心が高まる中、自動車メーカーは環境技術を競っている。2015年の発売を控えるFCVの試作車「FCVコンセプト」が展示されたトヨタ自動車のブース。来場した男性が「この形で発売するのか」と質問すると、担当者は「基本的にこの形です」と答えた。FCVは、燃料電池で水素と酸素を化学反応させてモーターを動かし、二酸化炭素(CO2)を出さない「究極のエコカー」と呼ばれる。トヨタは水素タンクと燃料電池を小型化して床下に収納することで、セダンの開発に成功。3分の水素補給で500キロを走れ、トヨタの村上邦昭技術統括部主査は「安全にも自信がある。いよいよ市販される時代が来た」とPRした。会場ではFCVの試乗会もあった。福岡県と北九州市が実証実験中の公用車など4台を用意。運転席でハンドルを握ったり、同乗したりする人たちでにぎわい、FCVへの関心の高さをうかがわせた。
 住宅メーカーのブースでは、アイシン精機が2年前に売り出した家庭用燃料電池「エネファーム」を展示。都市ガスから水素を取り出して発電し、電力と給湯でエネルギーの9割を利用できる。FCVへの注目度の高さを追い風に、家庭での水素エネルギー活用を訴えた。
 EV重視の戦略を貫く日産自動車は、開発中のEV3台を披露した。リーフの技術を応用し、大型化を実現したワゴン「e−NV200」は、主にタクシーや商用車向けに年内の市販を目指す。法人営業担当の駒津知史さんは「FCVは水素ステーションが少なく、まだ先の技術。家庭でも充電できる手頃な技術のEV普及に注力する」と、対抗心を燃やした。海外勢もEVに熱心。米国ベンチャーのテスラモーターズは、フル充電で500キロ走行できる新型セダンを展示。ドイツのBMWも新型EVを出展し、会場でもFCV対EVの競争が熱を帯びている。
<福岡モーターショー 27日までの午前9時半〜午後6時(27日は午後5時終了)、マリンメッセ福岡など3会場で。一般1300円、高校生800円。事務局=092(711)5583。>

*2:http://qbiz.jp/article/31061/1/ (西日本新聞 2014年1月25日) 
水素エネルギーに熱視線、産学官組織がセミナー 福岡モーターショー
 福岡モーターショーに合わせ、次世代エネルギーとして注目を集める水素への理解を深めようと、水素を活用する燃料電池自動車をテーマにしたセミナーが24日、福岡市博多区の福岡国際会議場で開かれ、目前に迫ったFCV時代について話し合った。福岡県の産学官推進組織「福岡水素エネルギー戦略会議」が主催し、約100人が参加した。セミナーでは、開発を担当するトヨタ自動車技術統括部の広瀬雄彦主査が、2015年に発売する燃料電池自動車「FCHV−adv」を「車としてだけでなく、移動電源としても期待されている」と紹介した。トヨタが1997年に世界初の量産型ハイブリッド車(HV)のプリウスを発売し、昨年末には世界でのHV販売台数が累計600万台を突破したことに触れ、「新型車は普及に時間がかかるが、今回はホンダやヒュンダイなど他メーカーも同時期に販売するので(普及が早まると)期待している」と話した。車専門のニュースサイト「レスポンス」の三浦和成編集長は、「FCHV−adv」に試乗した感想を「非常にパワフルで乗ってみると驚く」と語り、販売価格を「555万〜915万円」と予測した。25日午後3時からは、福岡国際会議場で、九州大大学院オートモーティブサイエンス専攻の学生が「インターンシップがつなぐ企業と大学の人づくり」について発表する。

*3:http://www.nikkei.com/article/DGXNZO65833750U4A120C1LX0000/
(日本経済新聞 2014/1/25) エコカー、次世代へ加速 福岡モーターショー開幕
<日産の3人乗りスポーツEV「ブレイドグライダー」><トヨタの燃料電池車「FCVコンセプト」><テスラ・モーターズの「モデルS」>
 24日に福岡市で開催した「福岡モーターショー2014」。目玉は燃料電池車(FCV)を中心とした次世代型のエコカーだ。デザイン性を強調した電気自動車(EV)など、若い世代にアピールしたエコカーにも来場者が関心を寄せた。九州の自動車メーカーにはFCVやEVの生産予定はないが、来場者からは「実際に買いたい」との声が多く聞かれた。同日午前の開会式で、福岡県の小川洋知事が「モーターショーを通して北部九州の将来性を国内外にアピールする」と宣言し、4日間のモーターショーが始まった。注目を集めたのは、トヨタ自動車のFCV「FCVコンセプト」。高いデザイン性に加え、1回の水素充填での走行距離が500キロメートル以上という燃費性能も売りの一つだ。トヨタ、日産自動車、ホンダはFCVの試乗会を開いた。トヨタのFCVを運転した北九州市の会社員、中村仁さん(50)は「ハイブリッド車(HV)よりさらに静かな乗り心地だった。値段が自分の条件に合えば、買ってみたい」と話した。米EVベンチャーのテスラ・モーターズも、福岡市役所で最新EV「モデルS」の試乗会を実施。試乗は事前申し込みが必要だが、「4日間分の試乗受け付けのうち、24日昼時点で既に半分以上が埋まっている」(同社広報)ほどの人気だ。今回のモーターショーのテーマは「クルマの力 未来への力」。EVなどのエコカーを軸に、車離れが進んでいるとされる若い世代にアピールする企業が目立った。日産は3人乗りのコンセプトカー「ブレイドグライダー」を展示した。三角形の車体が特徴的なEVで、将来の一般販売も視野に入れている。福岡市の持永太一さん(31)は「面白いデザイン。一度はぜひ運転したい」と話した。ダイハツ工業も軽自動車のスポーツ車「コペン」を展示。多くの来場者が同車の前で足を止め写真を撮っていた。将来の車のユーザーとなる子供に向けたイベントも目立った。トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)と日産自動車九州(同県苅田町)は25、26の両日、小学4~6年生向けに二足歩行ロボットやEV模型の工作教室を実施する。自動車メーカーが子供向けの工作イベントを福岡モーターショーで行うのは初の取り組みで「工作を通しモノづくりの面白さを伝えたい」(トヨタ九州)と話す。トヨタの豊田章男社長が25日に行う講演も、大学生や工業高校に通う高校生など未来の技術者に向け、車の魅力を訴える内容になる見通しだ。前回までのモーターショーの講演は自動車部品メーカーの経営者向けに行われていたが、「九州での自動車生産が定着した今、若い世代を育てることに講演の力点を移した」(福岡県商工部)という。24日の来場者は2万2457人。天候にも恵まれ、12年の前回の初日(2万1751人)を3%上回った。

*4:http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20140125&ng=DGKDZO65851470V20C14A1TJ2000 (日経新聞 2014.1.25) 「見守り」進化 病気も発見 遠隔地の親、ITで安否確認 水道や血圧計と連動 トイレの回数増 → 糖尿病?
 郷里で暮らす年老いた親は無事だろうか。インターネットで見守るサービスが進化している。これまでは安否の確認がせいぜいだったが、いまや日々の暮らしの様子や、病気の兆候までわかるようになってきた。岐阜県郡上市和良町の下洞地区。石神勇雄さん(84)が田んぼの手入れから帰ると、電話が鳴った。愛知県に住む次女の加代子さん(56)だ。「お父さん、どうしたの? 大丈夫?」。加代子さんは、スマートフォン(スマホ)に水を使ったというメールが来ないので心配したという。石神さんは「なんだ、慌てて。たまたま水を使ってなかっただけだ」と笑った。
●利用状況を解析
 ITホールディングス傘下のクオリカ(東京・新宿)などは2013年6月、郡上市内で民家2軒の水道メーターに通信機器を設置。見守りサービスの実証実験を始めた。水の使用量などのデータはクラウドに収集・解析する。普段どおり水を使っているか。何時間も使われないと家族のスマホなどにメールが届く。専用サイトではいつでも水の使用状況を確認できる。加代子さんは「遠くにいても安否を教えてもらえる。こんなにありがたいことはない」と話す。石神さんも「誰もいないところで死ぬと迷惑かかるし、安心だ」と語る。このサービスでわかるのは安否だけではない。水の使い方から健康状態まで推測できる。同社は水道メーターのデータをクラウドに収集し、性別や年齢別、病気など、様々な世帯の水道の利用パターンを解析。それと照合すると、トイレの回数が増えたら糖尿病、1日に何度も入浴するようになったら認知症など疑わしい病名まで特定できる。クオリカの前身はコマツの子会社。建設機械に設置したセンサー情報の解析で故障の予兆を見つけるシステムを開発した。その技術を見守りに応用した。価格は初期費用が3万円、月額4千円。郡上市での実証実験を経て4月から岐阜県内100世帯で本格導入する。「見守り」も、度を過ぎれば「監視」になる。カメラで四六時中撮影されれば気詰まりだ。クオリカの宮下孝夫テクノロジーインサイド事業推進室長は「水道ならば意識せず、ストレスもない」と語る。
●健康管理に一役
 OKIは血圧計や体重計で測定したデータを簡単に記録し、日々の体調変化をテレビやパソコン、スマホで確認できるシステムを開発した。本人はもちろん、離れて暮らす家族もパソコンやスマホでデータを確認できる。血圧計や体重計などの計測データを近距離無線規格「ブルートゥース」で無線機器に自動送信。そこからクラウドに送られる。クラウドでデータを蓄積・解析。結果はサーバー経由で家庭のテレビに配信される。計測結果を自分で記録する手間なしに血圧や体重の変化をテレビ画面のグラフで確認でき、本人は健康管理がしやすくなる。家族も数値に異変があれば駆けつけられるし医療機関などに連絡できる。OKIは異常を検知すれば医療機関や自治体などにメールで知らせるサービスも検討する。

*5:http://qbiz.jp/article/30896/1/
(西日本新聞 2014年1月23日) 人感センサーで独居高齢者「見守り」 IT企業と唐津市実証へ
 人の動きや呼吸、室内環境などをセンサー技術で自動検知し、1人暮らしの高齢者の状態を見守るシステムの実証実験を、佐賀県唐津市とIT関連企業のフリービット(東京)が27日から始めることになった。総務省の「ICT街づくり推進事業」で採用された委託事業の一環。フリービットは昨年参入したスマートフォン事業やデータ解析事業に力を入れており、すでに唐津市にコールセンターを置くなど関係が深い。唐津市も65歳以上の高齢者比率が25%と高いことから、同社の技術力と通信インフラを活用した高齢者支援の枠組みを検証することになった。実証実験では、市内に住む1人暮らしの高齢者50人と、その家族や民生委員らに参加してもらう予定。高齢者50人のうち、13人の住宅内に3種類のセンサーを置く(センサーの種類は以下の通り)。
■寝返りや呼吸の様子を検知できるセンサー
■プライバシー配慮のため、人の動きの骨格映像だけを送信するセンサー
■室温や湿度、気圧などの室内環境と健康状態との関係などをビッグデータ分析するためのセンサー
 高齢者の家族や民生委員には、映像やデータで異常を検知すると、無償提供する専用スマートフォンあてにメールを自動送信するほか、スマートフォン上で常時、高齢者の動きや呼吸の状態も確認できる。このほか、高齢者には専用タブレットを配布。質問に答えるだけで健康レベルが確認でき、診断を受ける時期や診療科の種類が分かるシステムを使ってもらう。タブレットの使い方が分からない高齢者もいるため、37人の高齢者にはフリービットのコールセンターに電話してもらい、担当者がこのシステムを「代行」する形をとる。実証実験は3月半ばまでの予定。フリービットは「実証結果を踏まえ、2014年度中の有償による事業化ができるか判断したい。全国で行うか、唐津市など地域限定で行うかは未定」としている。

| 2014年東京都知事選::2014.1.1~2 | 12:45 PM | comments (x) | trackback (x) |

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