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2011,12,26, Monday
(資料:http://www.greenpeace.org./japan/ja/news/blog/dblog/speedi1/blog/38508/)
2011年11月20日、佐賀県は玄海原発で「福島原発と同レベル」の事故が起きたと想定する避難訓練を行ったが、グリーンピースが、「福島原発と同レベルの事故」という点に注目し、佐賀県に対してこの避難訓練で使用したSPEEDI( 緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)の情報公開請求を行っていた。 その結果、11月20日は、事故が発生したと想定した午前8時の段階で北北西の風、12.5m/sが吹いており、放射性物質の拡散開始から、1時間くらいで佐賀県を突き抜けて、50キロ離れた有明海まで汚染が到達するという予測だった。 (風向き) (放射性物質の放出開始時間を午前8時として、 午前9時から午前10時の拡散予測図) しかし、今回のようなSPEEDIデータが情報公開のプロセスを経なければ公開されないことが、重要な問題で、このようなデータは積極的に公開してリスクを伝えなければ、再稼働の是非について、関係する市町村の住民が正しい判断をすることはできない。 また、今回のSPEEDIでは、実際にどの程度の汚染が広がるかの予測は行われていない。住民が正しく判断できるためには、実際に放出される放射性物質の量をSPEEDIのデータに入れ、人体や農林漁業への影響も計測し、それを中立な立場の機関が、常々公表しておくことが必要である。
| 原発::2011.12~2012.5 | 01:30 PM | comments (x) | trackback (x) |
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2011,12,26, Monday
(参考資料:佐賀新聞2011.12.26 :九州の原発すべて停止 玄海4号が定検入り)
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2107914.article.html <記事の要約とそれに対する批判> ●九州電力は25日夜、東松浦郡玄海町の玄海原発4号機(出力118万キロワット)の運転を 停止し、定期検査を始めた。これで九電管内は玄海4基、川内(鹿児島県)2基の全原発が 停止した。稼働原発がゼロになる電力会社は東北、中部、北陸電力、日本原子力発電に続き 5社目で、国内商業炉54基のうち稼働中の原発は6基となる。安全評価の手続きに加え、九 電にはやらせメール問題などでの不信もあり、再稼働のめどは立たない状況だ。 ←積極的に、「再稼働はしない」という選択をしよう! ●九電の原発6基の合計出力は525・8万キロワット。発電設備容量の約4分の1を占めるため、 最大需要見通し1457万キロワットに対する余力は0・8%まで低下する。政府や九電は、26 日から来年2月3日の平日午前8時から午後9時まで(29日から1月4日を除く)の間、家庭や 企業に前年比5%以上を目標とした節電を要請する。 ←「原発停止=節電要請」というのは、東京電力が行ったのと同じ手法である。もう騙される人は いないと思うが・・。 ●九電の当初計画では、1~3月の電力量のうち、火力で40%、原子力で35%を賄う予定だった が、全炉停止で原子力の分は大半を火力で補う見込み。火力燃料が増えたため、1日10億円 程度の経費増という。 ←国民が負担する発電のコストを考える時、電力会社が負担するコストのみを考慮して比較するの は、間違いである。国が原発立地自治体に対して出している補助金、原発事故時の人や農林漁 業への補償費用、住めなくなる国土の損失分、事故後の除染や管理費用、核廃棄物の最終処分 場建設及び未来に渡る管理費用も考慮しなければならない。 ←また、今時、原発か輸入燃料による火力かという選択肢しか示せないこと自体、経済産業省と特 殊な地域独占企業のタッグが招いた工夫のなさである。
| 原発::2011.12~2012.5 | 11:50 AM | comments (x) | trackback (x) |
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