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2013.6.27 日本なら、ハウスに太陽光発電や地中熱利用システムなどを使って、さらに栽培成績を上げることができると思うが・・。
      
      *1より       太陽光発電をつけたハウス     地中熱利用の原理

 私も、衆議院議員の時、ハウスみかんの産地である地元を廻っていて、ハウス内で作物を育てると、雨風をしのぐことができ、害虫や汚れが付かないので、管理しやすく農薬も少なくてすむだろうと思っていた。また、ミツバチを使って受粉することもできる。そのため、*1の記事は、納得できた。

 これに加えて、日本なら、ハウスに、太陽光発電などの再生可能エネルギーや地中熱利用システムをつけて、安いコストで温度や光を調節することにより、より長く収穫できるのではないだろうか。日本にも、広い畑で穀物栽培をすることが難しい中山間地が多いので、最新のテクノロジーを使う形で参考にしたい。

*1:http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=21869
(日本農業新聞 2013/6/26) 北イタリアのベリー類栽培 先進協同組合の取り組み報告 全国ブルーベリー産地シンポから
 日本ブルーベリー協会が長野県でこのほど開いた全国産地シンポジウムで、北イタリアでベリー類をブランド化したサントオルソラ協同組合の取り組みについて報告があった。日本と同じような山岳地帯の小規模生産者が、均一な品質、鮮度で勝負し、約60億円を売り上げる。講演したマーケティング責任者のサラ・ベリニ博士は、日本の実態も踏まえ栽培や貯蔵などの重点を紹介。中でも雨よけの必要性を強調した。講演要旨を紹介する。
●品質・鮮度で勝負 雨よけで収量向上 
 1972年に設立した生産協同組合で、1160人の生産者で組織する。イチゴ、ブルーベリー、ラズベリー、スグリ類、オウトウなどを扱う。冬は生産できないので、南イタリアに組合員を増やし、外国産も別ブランドで扱い周年出荷する。昨年は410ヘクタールで4600トンを生産。国内外での販売量は5500トンだった。30アール以下の兼業農家が多く収入をベリー類が補完する。一般作物栽培が難しい急峻(きゅうしゅん)な渓谷地帯での人口流出を防いでいる。生産者は(1)全量出荷(2)少農薬の総合的病害虫・雑草管理(IPM)(3)出荷物の畑での箱詰め――が義務付けられる。摘み取り観光園は許されない。遮光フィルムでトンネル栽培し、土壌病害を避けるため夏秋イチゴとラズベリーはコンテナやポットで栽培、ラズベリーはポットを冷蔵処理し出荷期を調整する。通路は草生栽培で温度を下げる。品種は1、2品種に絞っている。公立の研究所もあるが、独自の研究開発部門が6ヘクタールの畑を持ち、品種を開発している。大量生産・大量出荷の海外産地に、量では勝てない。鮮度が良く品質のそろった果実が目標だ。果実は畑で収穫、パックに詰め計量する。イチゴは保冷資材を敷く。室温2度、湿度80%で1時間予冷する。果実温が一挙に下がり貯蔵性が増す。コールドチェーンが販売店まで続く。ブルーベリーはピートモスやココヤシピートでマルチする。雨よけは収量が30%増える。品質がそろい、過熟果、ショウジョウバエ、病気の問題がなくなる。雨の日も収穫できる。植栽は列間2.8~3メートル、株間は品種により1~1.5メートルで植える。剪定(せんてい)が重要だ。毎年生産力の高いケーン(主軸枝)を1樹に5、6本残す。ケーンは6年ぐらいが限界だ。若い生産力があるケーンなら収量を持続的に取れ、10アール当たり1.5~2トンになる。レッドカーランツ(赤フサスグリ)は6カ月間、ブルーベリーは3、4カ月間CA貯蔵する。多彩なベリーをファッショナブルに詰め合わせ商品提案し、周年出荷で出荷額を確保している。

| 農林漁業::2013.6~2014.1 | 08:14 PM | comments (x) | trackback (x) |

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